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【GPT-4】ブロックチェーンにおける「ファイナリティ(決済完了性)」とは何か? 用語を解説!

ブロックチェーンにおけるファイナリティ(settlement finality, 決済完了性)とは、取引が最終的に確定し、以降変更や取り消しが不可能となる状態を指します。この概念は、金融取引や決済システムにおいて重要であり、取引の信頼性と不可逆性を保証するものです。

ブロックチェーンの種類や採用する合意形成アルゴリズムによって、ファイナリティの性質や達成方法は異なります。主な合意形成アルゴリズムとファイナリティの特徴を以下にまとめます。

1. プルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work, PoW)

ビットコインなどで採用されているPoWでは、取引の確定は確率的に行われます。新しいブロックが生成されるたびに、過去の取引の確定性が高まりますが、完全に覆る可能性を排除することはできません。一般的には、6つのブロック(約1時間)が追加されると、取引がほぼ確定したとみなされます。これは、6ブロックの承認後に取引が覆る確率が極めて低くなるためです。

2. プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake, PoS)

イーサリアム2.0などで採用されているPoSでは、バリデーターが自身の保有するコインをステーク(担保)としてネットワークの合意形成に参加します。PoSでは、一定のエポック(時間単位)ごとにブロックが確定され、ファイナリティが達成されます。例えば、イーサリアム2.0のGasperプロトコルでは、約12分(2エポック)ごとにブロックが最終確定されます。

3. プラクティカル・ビザンチン・フォールト・トレランス(Practical Byzantine Fault Tolerance, PBFT)

Hyperledger Fabricなどのプライベートブロックチェーンで採用されるPBFTでは、ネットワーク内の全ノードがブロックの検証と承認に参加します。この方式では、各ブロックが即座に確定し、取り消しや変更が不可能となる「決定的なファイナリティ」を実現します。PBFTは、ノード間で複数回のメッセージ交換を行い、全体の3分の2以上の合意を得ることでブロックを確定します。 

ファイナリティ(決済完了性)の重要性と課題

ファイナリティ(決済完了性)は、ブロックチェーン上の取引の信頼性と不可逆性を保証するため、金融機関や決済システムにとって極めて重要です。しかし、各合意形成アルゴリズムにはトレードオフが存在します。例えば、PoWでは分散性とセキュリティが高い一方、取引の確定に時間がかかり、完全な確定性を保証できません。一方、PBFTでは即時に取引が確定しますが、ネットワーク規模が大きくなると通信コストが増大し、スケーラビリティの問題が生じます。

このように、ブロックチェーンにおけるファイナリティの性質は、採用する合意形成アルゴリズムやネットワークの設計によって異なります。用途や求められる要件に応じて、適切なブロックチェーンの種類やアルゴリズムを選択することが重要です。

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